太字の「strongタグとbタグの違い」にはSEOとの関係はないそうです
ブログの記事を書く時に、文字列の一部分に「太字」を用いて視覚的に強調して、閲覧者さんに印象づけする場合がありますよね。
でも、その太字の表現の仕方には複数の方法があることは、ブロガーさんならそれなりにご存知かと思います(笑)
つまりはHTMLタグでその文字列を太くする方法と、CSS(カスケーディング・スタイルシート)を使って、もっと多彩に装飾して表現する方法がありますが、弊記事はそのHTMLタグを用いた一番簡単な「太字」表現についてを取り上げます。
FC2ブログの場合ですと、その「記事編集欄(HTMLタグのみでの編集の画面)」では、、、
太字にしたい文字列をマウスドラッグしてから「B」ボタンをクリックすると「太字」になるんですよね ^^
でも、上図をよく見ると挿入されたHTMLタグは <strong>太字</strong> となっております。
これ、実はFC2ブログの記事編集欄だけではなくて、筆者が別に携わっておりますWordPressの記事編集欄でも、、、
やはり <strong>あいうえお~~~♪</strong> のようになっております。
つまりは、FC2ブログでもWordPressのシステムでも、太字のHTMLタグは <strong></strong> であると言うことなんです。
ここで疑問を持つブロガーさんが大勢いることでしょうね、太字のHTMLタグって <b></b> じゃなかったっけ?と(笑)
ですから、中には 『 そうなのよ、だから私はFC2ブログ編集欄の「B」ボタンは使わずに、意識して<b></b> と手入力(辞書登録も含めて)して太字にしてるのよ! 』と、普段からHTMLタグ打ちで記事を書いている人(筆者も)はそう言う人が多いと思います(笑)
そうなんです! 太字を表現するHTMLタグには <strong></strong> と <b></b> があるんですね、そしてそれぞれの特徴は、、、
- <strong></strong> = 太字+意味の強調
- <b></b> = 太字
こんな具合になっているんですが、このことから、太字を表現するのに <strong></strong> タグを多用しすぎるとSEOに悪いんだぞ! と言うネット情報が多いのも確かなんですが、でも、それって何か根拠ってあるんですかね?(爆)
それでほんとにGoogleの検索順位に悪影響が出るの? と心配になりますよね、何故なら結果的に <strong></strong>タグ を何も考えず多用してしまっている人は随分多いでしょうから。
<strong></strong> タグを多用しすぎるとSEOに悪いんだぞ と言う論争
筆者はそこを追究してみました 『 <strong></strong> タグを多用しすぎるとほんとにSEOに悪影響あるの? 』 って執念を持って調べまくったんです、そしたら面白いツベ動画(YouTube)を見つけちゃいました(笑)
Googleの公式見解では <strong></strong>タグ も <b></b>タグ もSEOには区別はない
この方は 元Googleスポークスマン:マット・カッツ氏 なんですが、ツベ動画の中で言っておられることは、、、
Googleスポークスマン:マット・カッツ
Googleアルゴリズムはstrongタグもbタグも同じに扱います。
どちらがいいかなんて悩む必要はないです。
筆者注:マット・カッツ氏 (2016年末にGoogle退職→現職:USデジタルサービスエンジニアリング・ディレクター)
このように公式発言をしておられます(笑) そう、Google検索アルゴリズムに於いてSEO的にはこれらのHTMLタグは区別していないと言うことなんですが、こんな公式見解が既にされていたんですね~(爆)
そんなこともあり、FC2ブログの記事編集欄の「B」ボタンが <strong></strong>タグ になっていることもWordPressの記事編集欄の「b」ボタンも <strong></strong>タグ になっているのもシステム的誤りではないと言う解釈が成り立ちます。
従って <strong></strong> タグを多用しすぎるとSEOに悪いんだぞ! と言う根拠のない論争に決着が付くようですよね(爆)
ところがぎっちょんちょん
筆者がかなりの時間を費やして追究出来たことは、あくまでも Google検索アルゴリズム でのことだけであって、その他の検索アルゴリズムで同様見解かは残念ながら答えが得られておりません (^^ゞポリポリ
でもまぁ、Googleの見解だけでも良いっちゃ良いんですけどね~ 体勢に影響はないっしょ (≧ω≦。)プププ
では最終的に 「太字のHTMLタグは <strong></strong>タグ で良い」 と言うことになりそうですが、 ところがぎっちょんちょん(笑) となるんです(爆)
GoogleのSEOとは別の観点のW3Cの見解
GoogleのSEO的にはそうなったんですけど、実は「他の団体(笑)」がこれに待った!を掛けることになるんです(けっして2団体が対峙している訳ではありませんので誤解の無いように(笑))。 そう、お互いに「棲み分けが違う」んです(笑)
そのもう一つの団体とは、Web技術の標準化を行う非営利団体 World Wide Web Consortium (W3C) では、<strong></strong>タグ と <b></b>タグ は全く違う性質を持っていると区別化しております(爆) その性質とは先にも書きましたが、、、
- <strong></strong> = 太字+意味の強調
- <b></b> = 太字
この通りでして、要はW3C的には <strong></strong>タグはその重要度が大きいときに利用すること! と表しております。
b要素は、他の要素が適切でない場合に最後の手段として使用するべきです。
特に、見出しはh1〜h6要素を使用し、強調表示はem要素を使用し、重要度はstrong要素で表示し、強調表示されたテキストはmark要素を使用する必要があります。
ですから、W3C的には、FC2ブログの記事編集欄でもWordPressの記事編集欄でも「B」ボタンを押下しての <strong></strong>タグ の多用は気をつけましょうね!と言う解釈になり、利用者は 『 え゛~? じゃあ、どっち(GoogleかW3Cか)に主眼を置いて<strong></strong>タグ と <b></b>タグ を使ったら良いのよ! 』って、またどうどう巡りに迷ってしまうことになってしまいますよね~ (^_^; アハハ…
ただ、今回とてもハッキリしたことは <strong></strong> タグを多用しすぎるとSEOに悪いんだぞ! の解釈は誤りであると言うことです。
と言うよりも「一般的にはHTMLを正確に理解して正しく使えている人の方がどうせ少ないんだから、Googleが(ボットAIが)その辺は適時に寛容に上手く判断してあげてまっせ!」ってことのようです(爆)
つまり、そのGoogleのAI的寛容な判断と処理を「SEOには関わらない」と除外的な解釈している人もいると言うことで、それもまぁ、間違いではないとも言えると思います(爆)
<strong></strong>タグ と <b></b>タグ の使い分けの結論
と言うことから、結論的には <strong></strong>タグ と <b></b>タグ の使い分けは、必要に応じて適時に行いましょうね~と言うことになりますかね~(爆)
要は、Googleの検索順位に於けるSEOには関わらないボットAIがその辺は適時に寛容に上手く判断して、あなたに損失を与えないように処理してあげているから、その面に神経質になる必要はないです~ってことですね(笑)
■ 追記 2018/10/21 08:25
そして、単に意味を持たない太字を表現するのであれば <span style="font-weight: bold;"></span> を使用するのが正解のようです ^^

[ なっ 何だ? 全部太字じゃないか! ]
■ 追記 2018/10/21 08:25
弊記事を発端に、我がWeb知識の師であるAkira先生が、とても詳細に専門的見識でGoogleのSEOと「strongタグとbタグ」についての記事を書き下ろしてくださいましたので、是非是非下記ブログカードをクリックしてご参照下さい、素晴らしい記事でして、読まないあなたのWeb知識は大変な損失をします(爆)
議論は好きではないのでディベートの類ではなく個人的見解ということで (´・ω・`)...
自身のブログを各種ツールで分析しましょう
スマホで正しく表示されるかテストする
モバイル フレンドリー テスト
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Google PageSpeed Insights
自身のブログのHTMLは最新かチェック
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bタグの存在を初めて知りました…
こんにちは。ぼっちんさん。
bタグなるものがあるってことを初めて知りました。
僕もHTML書きをするまではFC2ブログ編集画面のアイコンで文字着色や強調表示などを行っていたので、strongタグ多用がどうこうは全然気にしてなかったのですけど… (^▽^;)
僕は英語が不自由なんでマット・カッツさんが動画の中で言われている事はぼっちんさんの要約でしか分からないのですが、
「strongタグもbタグも同じに扱う」=「strongタグ多用してもSEOに問題ない」という結論にはならないんじゃないかと思うのです。
逆に「bタグ多用もSEOに悪影響を与える」ように受け取ることもできます。
とはいえ、strongタグ多用とSEOとの関係性に根拠が見当たらないのも事実だと思います。
ネットを見ると皆がそう言っているから…ぐらいしか。
strongタグは見た目の強調表示以外にも、検索エンジンに対してそれが特別なキーワードになっていることを示しているわけで、それが一つの文章内でアチコチに出てきたりすると検索エンジンが「んんっ?」ってなってしまうんじゃないか?という推測が「strongタグ多用はSEOに悪影響を与える」と言われるようになった理由であろうと考えています。
なので僕はHTML書きでブログ記事を書くようになってからは、キーワードとして意識している部分には今まで通りstrongタグを使い、単に読者に向けた装飾としての太文字部分はCSS装飾で行うようにしています。
これであれば時代や検索エンジンによって意味合いや捉え方が変わってくるということはないと思うので…
まぁGoogleあたりはコチラの思惑など知らぬ存ぜぬで、向上著しい自動文書解析によって、現在ではstrongタグなどといったものは無視しているのかもしれませんけど。(^▽^;)